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銀河鉄道資料室 書籍保管係
河出書房新社「1秒24コマのぼくの人生」
河出書房新社からりんたろうさんが6年の歳月を費やして描き下ろしたバンド・デシネ『MA VIE EN 24 IMAGES PAR SECONDE』を発表。その日本語版の書籍を保管しています。


河出書房新社「1秒24コマのぼくの人生」
 フランスでは「アルバトール」の名でいまなお絶大な人気を誇る『宇宙海賊キャプテンハーロック』。そのテレビアニメーションの演出を務めたりんたろうさんは、2024年初頭、6年の歳月を費やして描き下ろしたバンド・デシネ『MA VIE EN 24 IMAGES PAR SECONDE』を発表、国内外で大きな話題となりました。本書『1秒24コマのぼくの人生』はその日本語版。日本語版の編集にあたっては、著者自らが書き文字のオノマトペ(擬音語・擬態語)を日本語に書き改めるなど、きめ細やかな作業が行なわれました。
1941年に東京で生まれたりんたろうさんは疎開先で終戦を迎え、映画との運命的な出会いをします。映画好きの父親の影響を受け、自作した幻燈機を用いて作品の上映会を行うほど、映画にのめりこんだ少年時代。映画監督になる夢を抱きながらの動画制作スタジオ勤務を経て、63年に日本初の連続テレビアニメーション『鉄腕アトム』(手塚治虫ひきいる虫プロダクション制作)で演出家としてデビュー。79年には東映動画(現・東映アニメーション)が社運をかけて制作した劇場用アニメーション『銀河鉄道999』でついに映画監督を務め、大成功を収めます(同年の邦画興行収入第1位)。
その後も角川アニメ第1弾『幻魔大戦』、国際的にも評価の高い『メトロポリス』(手塚治虫原作、大友克洋脚本)など話題作・注目作を多数発表。アニメーション監督・りんたろう自身の半生が描かれた本書は、貴重な戦後日本のアニメーション史でもあります。
発行 2024年(令和6年)11月20日  初版発行
定価 3,520円(税込)
著者 りんたろう
日本語版デザイン・組版 木庭貫信、青木春香(OCTAVE)
題字 りんたろう直筆
発行社 河出書房新社
サイズ A4判変形/上製/256ページ
ISBN 978-4-309-25784-6
収録内容         序 大友克洋
Prologue
Sequence1
Sequence2
Sequence3
Sequence4
Sequence5
Sequence6
Sequence7
Epilogue
あとがき
解説 エルヴェ・ドゥ=ラ=エ
本書をふりかえって 橋晶子
プレスリリース資料


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